単純ヘルペスには口唇ヘルペスと性器ヘルペスがある!原因と感染経路の違いは?

2020年03月20日

単純ヘルペスウイルスには型がありますがその違いにより、症状が出る場所など色々な違いがあります。それぞれの感染経路も違いますが、単純ヘルペスウイルス1型は眼神経から脳・上顎神経・下顎神経へとつながっています。この神経節に潜伏することが多いウイルスになり、顔面を中心にして上半身に症状が出やすいことも特徴です。口唇ヘルペスの症状が出ている人との接触や、コップなどの共有は感染する原因になります。同じタオルを使用したり、同じ食器を使うことや、箸やスプーンなどの食器類を共有すること・キスや頬ずりも控えます。

単純ヘルペスウイルス1型には乳幼児期に家族を通して感染していることが多いですが、最近は若者の抗体保有率が低くなっています。これにより比較的年齢が高い人が口唇ヘルペスに感染する確率が高く、衛生状況の改善などが原因で低下していると言えます。単純ヘルペスウイルス2型には、腰仙骨神経の神経節へ潜伏することが特徴で、性器を含めた下半身に発症しやすい特徴があります。性交渉をきっかけにしてうつることが多く、ウイルスに感染している人の皮膚や粘膜・体液に触れることで感染します。性器ヘルペスを発症している妊婦の場合、出産するときに産道で胎児に感染させるケースもあります。

大きな住み分けとして口唇ヘルペスを引き起こすのは単純ヘルペスウイルス1型ですが、性交渉などで感染するのは単純ヘルペスウイルス2型が原因であることが多いです。単純ヘルペスウイルスと呼ばれているウイルスで感染しますが、性器付近に発生しているものを性器ヘルペスと呼び、口腔周辺へ発生しているものを口唇ヘルペスと呼んでいます。1型と2型がありますが本来口唇ヘルペスは1型・性器ヘルペスは2型とされていましたが、現在は1型・2型の両方で性器ヘルペスが起こり得ることもわかっています。性交渉などで感染することが多いですが、手で触れただけで感染することもあります。

国内での性器ヘルペスの感染者は1970年代から欧米にて、急激な患者の増加が見られています。国内でもこれに追随する形で性器ヘルペスの感染者は、1988年以降で横ばい状態になっています。常に性感染症の中でも代表されるほどの疾患で取り扱われていますが、性器ヘルペスはクラミジア感染症と同様で特に女性に多い性感染症になります。感染しにくい男性の状態よりも、女性は複雑な形状になっており粘膜で覆われているので感染しやすいとされています。